【驚愕】今から100年以上前の古い貴重な懐中時計の蓋を開けてみたら・・・

神戸の機械式腕時計専門店「ウォッチ911」です！

今回は、

「古い懐中時計」

を拝見させていただいた時のお話です。

1900年代初頭頃と思われるの懐中時計4点を査定させて頂いたのですが、
蓋を開けて見ますと、驚きの事実が。

K18製のクォーターリピーターの懐中時計が・・

金無垢の懐中時計

いやー実に美しい！

乳白色の美しい琺瑯製の文字盤に、クロノグラフの針も見えます。

これはクォーターリピーターだな。

ルイ針も素敵ですね。

でも、何やら様子がおかしいです。

・・・写真の通りなのですが、

風防はもちろん、ベゼルも完全に無くなっています( ;∀;)

（あ、これは、、、ムーブメントもやばそうだ・・・・）

※ちなみにクォーターリピーターとは・・・

リピーターの中でも一番使いやすいクオーターリピーター。
15分間隔で音で知らせるタイプのものです。

リピーターというのは貴族が夜道の暗い所で時間がわかるようにと開発された超複雑機構で、基本的に高価な物しか存在しません。

一番高いミニッツリピーターがついているものですと、腕時計では1000万は普通に超えてくるのは当たり前となっております。

金製のクォーターリピーターの懐中時計

あぁああああああああやっぱり

ガラスとベゼルも完全にない！こりゃあ誰かが部品取りか何かでイジッた証拠だな(-_-;)

古い懐中時計

裏蓋にはリピーターを表す刻印や、K18の刻印も。

どうにか修理して再販したいものですが、欠損パーツが多すぎて、なかなか難しいです。

※クオーターとは言えリピーターですから、皆さんがお住まいの近くにある街の時計修理屋さんでは修理を引き受けてくれないことが多いです。

このコンディションでもお買取りはもちろん可能なのですが、

当時のパーツでサイズが合うものなど、まず見つかりません。。困った。。

古いアンティーク懐中時計

先程のリピーター以外にも、どれも美しい懐中時計が４点。

ロンジンの1920年頃のものもありました。

実は、すべて同じように分解、改造されていおりました( ;∀;)

買取額はそれなりになりますが、いっそのことムーブメントを取り出してリケースすれば最高かもとも思いましたよ。

あ、でもムーブメントの一部パーツも欠損しているのか・・・（これはもう時計修理技能士さんの意見ですね(笑)）

と言うことで、

古い懐中時計をお持ちの方、ウォッチ911がお買取りさせていただきますので、

どうぞご依頼をお待ちしておりますm(__)m

ウォッチ911の店舗画像