今回は、
「古いパテックフィリップとオーデマピゲ」
の、買取と買取額のお話です。
その中でも、「ベルトとケースが一体になった(ワンピース型)K18製のモデル」のお話!
このベルト一体型の古いヴィンテージモデルの買取のお話は、なかなかネット上でも拝見しないので、今回特集いたします。
ベルト一体型のパテックやオーデマピゲとは?
このお写真の通りなのですが、
(こちらはウォッチ911にてお買取りさせていただいたカラトラバくん)
時計のケースとベルトが一体になった(取り外せない一体型)の腕時計のことです。
主に1960年代~80年代頃に多く見られたデザインで、その気品さと美しさも相まって、
パテックフィリップやオーデマピゲ以外のメーカーでも数多く販売されておりました。
が!
このベルト一体型ケース、大きなデメリットがあるんです。
それは、
・ベルトが破損したり深い傷が入ってしまっても交換できない(メーカーでは修理や交換可能でしょうけど、超高額な修理代金になるはずです)
・コマ調整もカットしないといけない(切るしかないので一度切ってしまうと足すことはできない)
ということです!
このような利便性なんて無視して、美しさ優先!!という清いデザインの腕時計です(笑)
さて、そんなベルト一体型のパテックフィリップやオーデマピゲのお買取り相場を見てみましょう。
パテックフィリップのベルト一体型のカラトラバ
手巻きのムーブメントも美しい、先程のカラトラバ君。
一体型になったベルトもハッキリと見えますね。
この時代、こういったベルト一体型モデルはほとんどがK18製の金無垢製であったこともポイントです。
こちらで、お買取り相場はおおよそ30後半~50万円(ベルトのコンディションが悪ければ下がる)ほどとなりますね。
文字盤にヤケやシミ、ベルトのコンディションもヒビが合ったりと悪ければ、
ここから下がります!
なお、これは2023年現在の相場ですから、この記事を見て頂いている未来の時点では、買取額もさらに上昇しているかも知れません。
オーデマピゲのベルト一体型の腕時計
お次はオーデマピゲの場合です。
こちらは文字盤にダイヤモンドが入っておりますので、少々相場よりは買取額が高くなりますが、
パテックフィリップと同様、ベルトのコンディションも大事です。
今では貴重な、とても薄い自動巻きムーブメントCal.2120が美しいです。
この時代のドレスウォッチは、防水性能が乏しいので、この貴重なムーブメントが劣化しないか心配すぎます(汗
この青文字盤の個体の場合、素材は同じくK18WG製となりますので、
この状態で、買取額は~50万円まで!(コンディションにより大きく変動)
というのが2023年現在の”嘘偽りのないリアルな当店の買取相場”です。
面白いことに、この時代のオーデマピゲやパテックフィリップ(ヴァシュロンコンスタンタンも近い価格)は、ベルト一体型モデルに限り、相場がとても似ています。
(一流老舗メーカーの割に買取額は決して高くはないということ)
その理由は、価値でいうポイントというものが「金素材のケースやベルト」と「ムーブメント」という2点のみだからでしょう。
防水性能のあるアクアノートやオフショアのような腕時計とは違って「その腕時計自体に大きな価値がある」・・・・わけではないようです。
(今は!ですけど。今後は分かりません)
なお、「付属品無し、オーバーホール歴不明の個体」の場合す。
と言うことで、
古いパテックフィリップやオーデマピゲのベルト一体型モデルをお持ちの方、ウォッチ911がお買取りさせていただきますので、
どうぞご依頼をお待ちしておりますm(__)m
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